交通事故治療について
損保会社のご担当者様へ
医療機関との併院
【追突事故】被害者が絶対知っておくべき3つのポイント

- 保険会社から治療の打ち切りを告げられた
- 痛みや不調がまだあるのに通院が終わりそう
- 保険会社とのやり取りや手続きが不安
- 交通事故の治療期間はどれくらい通えるの?
- 自分に合った治療期間を知りたい
追突事故は、交通事故の中でも特に多いケースのひとつです。赤信号で停車していたところに後ろからぶつけられたり、渋滞中に不意に追突されたりと、自分に非がない状況で起こるため、被害者としては「まさか自分が…」という思いになるかもしれません。
しかし、追突事故の厄介なところは、「軽い事故だから大丈夫」と思っていたのに、後から首や腰に不調が現れ、長期間悩まされるケースが少なくないことです。しかも、正しい対応を取らないと、必要な治療が受けられず、補償も受け損ねてしまう可能性があります。
そこで今回は、追突事故の被害者が「絶対に知っておくべき3つのポイント」をお伝えします。これを知っているか知らないかで、今後の生活が大きく変わるかもしれません。
ポイント1:事故直後は「痛くなくても」医療機関を受診する
追突事故のあと、「なんともないから大丈夫」と思ってそのまま帰ってしまう方が少なくありません。しかし、むち打ち症(頚椎捻挫)や腰椎の損傷などは、事故直後には痛みが出ず、数日〜数週間経ってから症状が現れることがよくあります。
もし、医療機関に行かず放置してしまうと、「事故との因果関係が証明できない」として、後になって症状が出ても保険の補償が受けられないことがあります。これは本当によくある「泣き寝入りパターン」です。
事故に遭ったら、その場では痛くなくても必ず病院(整形外科など)で診察を受けましょう。診断書があれば、整骨院への通院も認められることが多く、保険会社とのやり取りがスムーズになります。
●まずは読みたい、交通事故に初めて遭われた方へ
ポイント2:治療は我慢せず、継続することが大切
追突事故のあと、通院を始めても「忙しい」「ちょっと楽になってきた」と途中でやめてしまう方もいらっしゃいます。ですが、症状が完全に回復していない段階で治療をやめてしまうと、再発や慢性化の原因になりますし、保険会社から「もう良くなったんですよね?」と判断されてしまうリスクもあります。
特にむち打ちは見た目にわかりにくい症状です。自分では「良くなった」と思っていても、身体の奥では炎症が残っていることがあります。定期的に専門家の施術を受け、状態を確認してもらいながら治療を継続することが重要です。
また、通院記録は後遺症の有無や補償を受ける際の大切な資料になります。しっかり通院し、施術内容や症状の変化を記録に残すことで、自分の身を守ることにもつながります。
ポイント3:整骨院への通院も保険でカバーされることがある
「整骨院に通いたいけど、保険は使えるの?」という疑問をよくいただきます。
実は、交通事故の被害者であれば、整形外科での診断を受けたうえで整骨院に通院する場合、多くのケースで自賠責保険が適用されます。つまり、自己負担なく施術を受けられるのです。
整骨院では、保険に関する質問も遠慮なく相談してみましょう。
●交通事故治療の施術費は実質0円で受けられます
整骨院でできる施術とは?
追突事故によるむち打ちや腰痛には、レントゲンではわかりづらい筋肉や関節の微細なダメージが潜んでいることがあります。こうした症状には、手技療法や電気治療、温熱療法などを組み合わせたアプローチが効果的です。
整骨院では、一人ひとりの症状や体質に合わせて施術プランを立て、痛みの緩和だけでなく「再発しにくい身体づくり」をサポートします。痛みがある場合は、我慢せず通院しましょう。
まとめ:泣き寝入りしないための第一歩は「知ること」
追突事故は、自分に非がないだけに、つい「相手が悪いから大丈夫」と思い込んでしまいがちです。しかし実際には、正しい知識と行動がなければ、必要な治療も補償も受けられないまま終わってしまうことがあります。
被害者だからこそ、まず自分の身体と権利を守ることが大切です。

痛みがなくても医療機関を受診する

治療は我慢せず継続する

整骨院での施術も保険でカバーされる
この3つのポイントをしっかり押さえておくことで、事故後の不安を大きく減らせます。